生き生きと充実したシニアライフを送るには、安全で健康に歩くことが大切になってきます。骨折の原因となりやすい転倒を防ぎ、慢性的な疲れをため込まないためにも、靴選びや履き方に注意を払いたいものです。靴を選ぶ際に、よく陥るのはサイズ選択の誤りで、ゆったりと履きたいからなのか、実際のサイズよりも大きい靴を選ぶシニアの人は多いのですが、つまずきやすくて危ないです。自分の足のサイズを正確に知るためには、「足型計測器」がある靴店を訪れるのが確実です。
足のかかとから先端までの長さである足長と幅、親指の付け根から一周測ったときの長さである足囲などを診断して、計測器のデータを基に、足の悩みも聞き、その人に合うオーダーシューズを提案してくれます。計測器がない店でも、一般社団法人認定のシューフィッターがいれば、手作業で計測してくれます。シニア向けのオーダーシューズ作りも進化してきました。スポーツ用品メーカーが開発したオーダーシューズは、つまずかないように、つま先が少し上がった形状になっています。
先端部の素材は床や路面と摩擦を起こしにくい樹脂パーツを使用して、転倒防止を図りました。靴の履き方の注意点は、足の甲の部分をしっかりと固定させることで、靴ひもは締め、ファスナーや面ファスナーのある靴も必ず閉じて使うようにします。安全対策を万全にした後は、オシャレも楽しみたいものですが、光沢のある色を使用したり、リボンひもがついたりしたカジュアル過ぎないタイプが人気となっています。